[レビュー] 中年男の下卑た欲望 性的いたずら

2020-02-29

前提としてであるが、このレビューは本作の感想と言うよりも(もちろん内容にも触れるが)『田代明男殺人事件 瀬戸すみれ』に引き続き「FAプロに何が起きているのか?」を掘り下げて推測していく。ヘンリー塚本ファンにとってはこれが何より重大問題だ!

ヘンリー塚本監督作品が2019年7月以降のリリースがなく、その間、明らかにFAプロは変わった。HPからもオリジナルコンテンツであったヘン塚の恋愛相談などが消えてしまったし、本作にはヘンリーダンスもない。明らかなヘンリー塚本原作作品にもその表記はなく、FAプロから「ヘンリー塚本」という名前の影響力を弱める狙いであることが推測される。

ある意味、それは必要なことだろう。監督が未来永劫撮り続けていくわけにもいかない。FAプロ、そしてヘンリー塚本流とでも言うべきカラーを残していくためにも代替わりは重要である。ただその動きが性急すぎるので、単なる半隠居状態ならば良いのだが、個人的には監督の健康を心配しているところである。

便宜的にヘン塚中心の時期を「ヘン塚期」、その後を「FA期」と呼ぶことにするが、ヘン塚期で作品を撮っていたヘンリー塚本以外の「**竜二」監督が消えてしまったことは前回書いた。ポイントはこの動きはヘン塚期に行われたことなので、飽くまでも計画的ではあったのだろうというところだ。現時点で出て来ている監督名は「タク・オガワ」「アナコンダ・アナーキー」そして本作の「オグロック金蔵」である。

リリース状況を振り返ると、いち監督作品が集中的にリリースされ、次の監督作品に移行するというパターンを取っているので、各監督がそれぞれ制作してリリースするというのはでなく、いわゆる輪番制なのだろう。

ネットでは「オグロック金蔵(または他の監督)」がヘンリー塚本なのではないか?という推測も出ているようだが、自信をもって言うが「それはあり得ない」と思う。理由はヘン塚流ではあるが、ヘンリー塚本監督は「このようには撮らない」もとい「撮った過去がない」からだ。

さて、本作の『性的いたずら』というテーマは、それこそ20年以上前からのヘンリー塚本監督の定番であって、絶対に使用人に無理強いをする小悪魔が出てくるだろうと思っていたのだがドンピシャだった(笑)。

パート2の「小悪魔と使用人の狂い獅子」がそれであるが、このパターンは「つぼみ」もやった「芹沢つむぎ」もやった「香坂澪」もやったし、変形としては「秋川りお」&「並木るか」もやった。比較するには恰好である。

それで本作がヘンリー塚本でないという理由は簡単で、ヘン塚は忙しく単一主義なのである。使用人と心情のやり取りをして小屋に連れ込んで誘惑という手法をヘン塚は取らない。連れ込むならま●こを見せて連れ込むのだ。また小悪魔作品中にエロ視聴者が喜ぶ着替シーンを観察的に撮ったりはしない。着替える必要があるのでトットと着替えるのである。

この原作を下敷きにした色付け/発展型は、ヘン塚期における「ヘンリー塚本原作」シリーズのリメイク版で多用された手法である。長編でもない限りテーマを重ねない、というのがヘン塚であり、故に本作はヘン塚流であろうと思うのだ。もちろんこれは良し悪しではない。個人的にはえらく好みだ(笑)。

本作を総じて見れば非常に上手い。場面場面を取り出されればヘン塚かどうかを判別するのも難しい。すると「オグロック金蔵」は「泉竜二」であろうか。「アナコンダ・アナーキー」が「濱竜二」であろうことは自信がある。すると「タク・オガワ」は「赤羽菊次郎(赤羽竜二)」かもしれない。

ヘンリー塚本監督というのは世界に類を見ない作品群も作り上げたが有能な監督も多く育てた。これまで「ヘンリー塚本」の名前に隠れてしまっていた側面もあるが、やはりFAプロ作品は一つ一つが味があって面白い。

……「FA期」使わなかったな(笑)。

【FANZA】旧DMM。取り扱い本数が突出。【SOKMIL】ソクミルのみに残ってる場合がある。
FANZA SOKMIL
タイトル 中年男の下卑た欲望 性的いたずら
分類 ドラマ
出演者 泉りおん 南涼 木葉ちひろ 若宮穂乃
作品紹介 中年男の下劣な欲望を叶える‘性的いたずら’シリーズ作品登場!あぁ、若い娘の股ぐらを己のいきり勃った竿で貫きたい!と常日頃より悶々としてる諸兄にオススメなのが本作。ワケあり娘たちの秘密社交クラブ、中年使用人を挑発する小悪魔娘、おじさんの誘いにほいほい乗ってしまう娘と、全3話でお届け致します!現実だったら逮捕間違いなしのアブない世界、あなたも触れてみませんか!?