東早苗 [Sanae Higashi]

女優名:東早苗(正式)

デビューは2007年5月12日の『四十路マダム 13』(クリスタル映像)ではないか。出演数が多くはないがヘンリー塚本作品を平成後期という括り方をすれば「東早苗」も印象深い熟女女優であった。FAプロ作品への初出は同年6月10日リリースの『なさそうでよくある話し』であるから「東早苗」もまたデビューとほぼ同時にヘンリー塚本ワールドに飛び込んだ女優と言えるだろうと思う。

登録『出演作品』

「東早苗」というヘンリー塚本”系”作品以外ではほとんど見られなかった女優は、AVというよりもむしろ一般ドラマの主婦役で出演していても不思議でないくらいの独特な雰囲気があった。脱ぐと結構いいカラダ、以上に表情であるとか立ち居振る舞いに目線がいってしまう女優で、名前までは知らなくとも記憶に残っているという人も多いのではないかと推測する。

「東早苗」の役処は未亡人などの夫不在の熟妻であり、肉体の情欲と寂寥を抱えながら耐え忍ぶ姿と伴に描かれる傾向にあったと思う。「東早苗」の活動期間が短かったことは結果論に過ぎないわけだが、御用達女優は定番ストーリーを一巡することが多かったヘンリー塚本作品では繰り返し同じ系統の役を演じたのは珍しい。

故に単に熟妻と言うより”東早苗の熟妻”とでも言うべきものがあって、どれも面白いのだが、ひと際異色なのは仮面の障碍者との裏介護を演じたヘルパー役だろう。ヘンリー塚本作品には狂気が凝縮されたような江戸川乱歩も真っ青の、もはやAVかどうかも判断が難しいエロドラマが突然出てくるのだが、娘夫婦に対する羨望から一転し、奇妙な依頼人に傾倒していく様は圧巻の一言であった(※)。

※:弟子の赤羽竜二(赤羽菊次郎)監督によって2013年にリメイクされている。(『性の相談承ります 未亡人SEXヘルパー』の「翔田千里」パート)


『熟年婦人たちの燃え盛る性』
(2010年※元作品は2008年)寂しさのあまり裏介護を引き受けるヘルパー役を演じた「東早苗」

引退時期は正確には分からないが出演状況から年内、つまり半年程度の活動だったと思われる。FAプロ作品には最終的に10本ほど、ながえスタイルにも数本出演した。長く活動を続けていればヘンリー塚本作品の代表的な女優になったのではないか。残念!

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デビュー 四十路マダム 13 2007/05/12

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