岡安ひろみ [Hiromi Okayasu]
「岡安ひろみ」という女優を知っているのであれば、それはヘンリー塚本ファンであろうと言うくらいに”ヘンリー塚本作品の女優”である。恐らくヘンリー塚本作品の和服や昭和女を語る時に多くの人がこの女優の名前を挙げるだろう。
そもそも「岡安ひろみ」という女優はほぼヘンリー塚本作品にしか出演していない。僅かにではあるが他メーカのへの出演もあるので(『ご近所の若奥様 主婦と性活 18』 2010年※元作品は2000年)、独自調達ということではないと思うが、ほぼFAプロの専属的に活動したのではないか。
デビューは恐らく1999年11月10日リリースの『愛のSEX集』(※廃盤)になるだろうか。突如として現れたこの女優は数年に渡りFAプロ作品の看板女優的に主に昭和物に出演した。絵に描いたようなのっぺりとした顔立ちの和風美人で和服とか割烹着が似合う似合うw。実際は意外に若いのかもしれないが、戦前の25歳はもう立派な年増です。的な雰囲気の”熟女”であった。
実際、「岡安ひろみ」という女優の出演作品における”昭和物”の比率はかなり高い。正確にカウントしないと分からないが、感覚的には三本に一本から四本に一本くらいの比率で和服を着ていた印象がある。昭和エロとして有名なヘンリー塚本監督ではあるが、現代物が圧倒的に多いので、仮にこの印象が正しいとすれば、やはり”昭和女”として起用されていたのだろうと思う。
個人的にはむしろ現代の不倫妻に「岡安ひろみ」の評価を置いているのだが、同じように考えている人がどれだけいるのだろう?ヘンリー塚本ファンになって長いが、リアルではヘンリー塚本作品を見たことがある人は多くても、語れる人に出会った経験は皆無なので分からないのだがw、哀愁を漂わせる表情と華奢な肉体と、貧乳なのにロケットおっぱいなこの女優の不倫妻に強烈なエロスを感じる人は多いハズだ…たぶんw。
『FAプロ 非道徳』(2009年※元作品は2000年)昼間から男とホテルにしけ込む可憐で華奢な不倫妻を演じた「岡安ひろみ」
ヘンリー塚本作品には2003年まで出演し、恐らく90本近く出たと思う。昭和風に言えば、”颯のように現れて、颯のように去って”いったヘンリー塚本的レジェンド女優であった。
基本情報
— — T160 B83(C)-W65-H93
デビュー 愛のSEX集 1999/11/10 ※廃盤