[レビュー] ヘンリー塚本 ニッポンのワイセツ映像 女中哀歌

ヘンリー塚本監督の最新作(2019年6月現在)は昭和物。旦那様が女中に手を出すバージョンと奥様が下男に手を出すバージョンの二本立てになっている。キャスティングはFAプロ常連の「中島京子」「葵千恵」に最近の柱になってきた「芦屋静香」の3人仕立てである。

ヘン塚の女中物というのは悲しみを帯びるのが常だが、悲しみを帯びない「中島京子」と悲しみを帯びる「葵千恵」という色の違う女中を並列させることでこれまでの女中物とは一味違う感触になっている。

2人の女中物というと個人的にまず思い出されるのが「川嶋あみ」「君島冴子」の『早熟 女の人生』(2008年)で、2人の女中は旦那様の物であって、女中間の仄かな確執というものが描かれるのだが、本作はむしろ女中同士の心遣いというものが表現されドラマに深みを増している。

一方、奥様側はこれまでと同様のプロットではあるのだが、「良かったら私の(ま●こ)を使っておくれ」という件は、長く繰り返し使われてきたフレーズ「良かったら儂の(マラ)を使ってくれ」の逆バージョンであって古くからのファンには非常に趣き深い。

「芦屋静香」という女優は極めてヘン塚向きの女優であって、何とも言えない柔らかな雰囲気と上品な顔立ちから繰り出される淫猥さというのは代表的女優であった「浅井舞香」の後継的な位置にあるのではないかという気がしないでもない。というか、2018年以降(FAプロでは2017年以降)の活動が見られないのだが、引退していないのであればここは「浅井舞香」だろう、と思うのだが(笑)。

ともあれ満足のいく一本だったと言える。何より喜寿を迎えるヘンリー塚本監督の未だ衰えぬ表現力を見られるのがファンとしては何よりだ。

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タイトル ヘンリー塚本 ニッポンのワイセツ映像 女中哀歌
分類 ドラマ
出演者 葵千恵 中島京子 芦屋静香
作品紹介 昭和の時代…。飯倉家にはお澄とお杉という二人の女中が仕えていた。家の主人は飯倉精吾という名の知れた作家であり、かなりの好色者であった。病に伏せた妻の代わり、女中のお澄と関係する精吾。しかし、妻の世話をするお杉には病の感染を恐れてか手を付ける事はしなかった。ある夜のこと、遂にお杉は精吾の下に呼ばれる事となる。貧しい身の上故に、男に抱かれざるを得ない女中たちの哀歌、丹精込めてヘンリー塚本が贈ります。