[レビュー] 田代明男殺人事件 瀬戸すみれ

世にも珍しいAVの倒叙的本格サスペンスとでも言おうか、こんなものを撮れる監督はAV界広しといえども数えるほどしかいないと思うのだが、ミステリー調なだけにこの辺の推理から始めようと思う。

FAプロの監督と言うと、ヘンリー塚本監督以外は「竜二」がつく。「赤羽竜二」「泉竜二」「濱竜二」「銀竜二」「伊達竜二」というような感じだが、これはFA内で「竜二」というレーベルを作ろうとしたために全員「竜二」にしたのだそうだ。なぜ「竜二」かと言うとヘンリー塚本監督が好きな名前だからということらしい(笑)。実際、作品の中でも「竜二」という名前は時に犯人役で時にスクリーンに映る配役名で繰り返し使われてきた。

それが2018年の後半くらいからFANZA内でも監督名がほとんど消えて「タク・オガワ」「アナコンダ・アナーキー」という監督が目立つようになる。こういった情報は表には出て来ないので──別に隠しているわけではなくて絶対的需要が少ないためだと思っているが──推測するしかないのだが、要はFA内で、例えば次世代を目した組織改変でもあったのではないかと思っている。

ヘンリー塚本監督の初期の頃の弟子、「長江隆美(ながえ)」「藤元ジョージ」「毛利秀虎」「赤羽菊次郎(赤羽竜二)」等の監督は独立しており、「濱竜二」監督も絶望エロスというメーカーを立ち上げていたので、事実上、FAプロは「泉竜二」監督を中心に回っていた。ところが「濱竜二」監督は2018年3月の『絶望エロス 権力者と、その場しのぎの女 羽生ありさ』を最後にFAプロに戻ってくる。そんな矢先の動きである。

つまり在籍の監督が名前を変えたのが「タク・オガワ」「アナコンダ・アナーキー」監督なのではないだろうか。個人的な観点になるが、「竜二」監督の中で、ヘンリー塚本調の作品を撮るということにおいては「泉竜二」監督が頭ひとつ抜けていた。ヘン塚原作×泉竜二監督作品になると、ヘンリー塚本監督が撮ったのかを判別するのは物によってはかなり難しい。

一方、独自の世界観を醸すという意味では「濱竜二」監督が抜けていた。そのストーリーテリングは緻密でドラマ入りのエロなのか、エロ入りのドラマなのか、これまた判断が難しい。

さて、本作の監督は「アナコンダ・アナーキー」である。エロい本格サスペンスだから=「濱竜二」監督なのではないか。すると「タク・オガワ」=「泉竜二」監督だろう。というか2018年後半に出てきた新人監督に撮れる作品ではない。

ひっじょーーーに面白い作品で神推だがヌけるとか思っちゃいけません(笑)。サスペンスドラマです。サスペンスドラマ。

【FANZA】旧DMM。取り扱い本数が突出。 【MGS】ポイントが5%つく! 【DUGA】DUGAのみに残ってる場合がある。
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タイトル 田代明男殺人事件 瀬戸すみれ
分類 ドラマ
出演者 瀬戸すみれ
作品紹介 乗員乗客合わせて138名の犠牲者を出した日本海沖墜落事故で両親を失った双子の優子と圭子。時が過ぎ成人となった姉・優子は周囲の心配をよそに素行の悪い田代明男と深い関係になっていった。しかし、明男には妹の存在を話さない優子。そこにはある企みがあり、悲しい理由があった…